2021/12/21 火曜日 12:25 PM
年金の、年間積み上げ額はいくらなの?
公的年金は、
賦課方式(現役世代が高齢者の年金を負担する方式)の仕組みが採用されていますが、
基本的に年収が高いほど納める金額や受け取る金額も高くなるため、
実感としては老後のための仕送りと感じられる方も多いでしょう。
今回は、実際に公的年金が本当にお得な制度なのか、
ふたつの記事に分けて見ていこうと思います。
●老齢厚生年金の計算式
老齢厚生年金の計算式は
平均標準報酬額×5.481÷1000×加入月数
となっています。
仮に、年収500万円のひとが1年間働いたとすると、
下記の通りになります。
500万円÷12※×5.481÷1000×12
※今回は単純にするため平均報酬額ではなく年収を使用
少しわかりづらいので整理すると、
年収×5.481÷1000
となります。
つまり、年収の0.5481%が老後の年金に反映するということになるので、
年収500万円のひとであれば、
2.7万円(500万円×5.481÷1000=2.7万円「100円以下四捨五入」)が年金に反映されます。
したがって、年収500万円で1年間働いた場合、
老後に毎年2.7万円を受け取れる年金に加入しているとみなせるでしょう。
この結果は1年間働いたケースですので、
年収500万円で、仮に40年間働いたケースとなると、
厚生年金から毎年約108万円の年金を受け取れることになります。
これが厚生年金の考え方のイメージです。
ちなみに、国民年金は厚生年金に比べて、
もう少し簡単な計算式となっています。
●国民年金の計算式
780.900円(基本額)×改定率(2021年度は1.000)×(加入月数÷480か月)
改定率の変動により多少の違いは生じますが、
老齢基礎年金の満額は78万円です。
国民年金の最長加入期間は40年間ですので、
1年間国民年金を納めることは、
約2万円(78万円÷40=1.95万円)の年金を積み上げることを意味しているんですね。
少し長くなってきたので、
次回は納める保険料も確認して、公的年金の『損得勘定』を見ていこうと思います(*^^*)
それでは、本日も素敵な1日をお過ごしください。
☆無料相談受付中!
詳しくはお問合せフォームよりご連絡ください。

公的年金は、
賦課方式(現役世代が高齢者の年金を負担する方式)の仕組みが採用されていますが、
基本的に年収が高いほど納める金額や受け取る金額も高くなるため、
実感としては老後のための仕送りと感じられる方も多いでしょう。
今回は、実際に公的年金が本当にお得な制度なのか、
ふたつの記事に分けて見ていこうと思います。
●老齢厚生年金の計算式
老齢厚生年金の計算式は
平均標準報酬額×5.481÷1000×加入月数
となっています。
仮に、年収500万円のひとが1年間働いたとすると、
下記の通りになります。
500万円÷12※×5.481÷1000×12
※今回は単純にするため平均報酬額ではなく年収を使用
少しわかりづらいので整理すると、
年収×5.481÷1000
となります。
つまり、年収の0.5481%が老後の年金に反映するということになるので、
年収500万円のひとであれば、
2.7万円(500万円×5.481÷1000=2.7万円「100円以下四捨五入」)が年金に反映されます。
したがって、年収500万円で1年間働いた場合、
老後に毎年2.7万円を受け取れる年金に加入しているとみなせるでしょう。
この結果は1年間働いたケースですので、
年収500万円で、仮に40年間働いたケースとなると、
厚生年金から毎年約108万円の年金を受け取れることになります。
これが厚生年金の考え方のイメージです。
ちなみに、国民年金は厚生年金に比べて、
もう少し簡単な計算式となっています。
●国民年金の計算式
780.900円(基本額)×改定率(2021年度は1.000)×(加入月数÷480か月)
改定率の変動により多少の違いは生じますが、
老齢基礎年金の満額は78万円です。
国民年金の最長加入期間は40年間ですので、
1年間国民年金を納めることは、
約2万円(78万円÷40=1.95万円)の年金を積み上げることを意味しているんですね。
少し長くなってきたので、
次回は納める保険料も確認して、公的年金の『損得勘定』を見ていこうと思います(*^^*)
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