2021/12/9 木曜日 3:06 PM

一般的に老後資金の自助努力での必要額は、基礎資金だけでも1000万円以上、ゆとり資金も含めれば2000万円以上必要だと伝えられています。
ひとによって老後資金の準備額は異なりますが、
総じて多額のお金を準備する必要はあるといえるでしょう。
しかし、もし仮にリタイアするまでに、貯蓄が目標準備額まで到達しなかった場合は、どうすべきなのでしょうか?
結論からいえば、もし目標額まで到達できなかった場合でも、それほど悲観する必要はないと考えています。
なぜかというと、リタイア後に『調整する期間を設ける』ことで、ある程度の工夫は施せるからです。
老後資金の目標額は、あくまでシミュレーションの結果による、月々の赤字金額を補填するための準備金なので、
そのシミュレーションを見直して、『収支トントン』の期間を長く保つことで調整が図れます。
例えば、60歳や65歳でリタイアを想定していた場合、
再雇用制度を活かしたり、シニア募集のパート・アルバイトなどを利用し、収支をトントンにすることで、シミュレーション上の赤字期間を短縮することができるといえます。
ただ、再雇用制度やパート・アルバイトを活かしても、現役時代ほどの収入は見込めない場合が大半でしょう。
しかし、リタイア後の生活は、基本的には年金や貯蓄を取り崩しながらの生活に切り替わるので、
現役の生活スタイルから、貯蓄を取り崩しながらの生活にいきなり切り替わるより、
調整期間を間に挟むことにより、徐々に収入と支出の割合が変わってくる準備期間と捉え直し、
生活の変化に慣れておくといった意味でも、大切な期間となるかもしれません。
もちろんこれらのお話は、自分にとっての必要額を理解していなければ、そもそも行動にうつせません。
したがって、最も大切なことは、自分にとっての老後資金を理解しておくことだといえるでしょう。
そして、前述したように老後資金は、
お一人お一人によって金額が異なるので、自分で計算する必要があります。
しかしご自身では、
『どのくらい必要になるのか、漠然としていていまいちはっきりしない』
といった方も多いでしょう。
そのような方は、家計の専門医である私たちファイナンシャルプランナーにご相談頂ければ、その方に合わせた老後の必要額をお伝えするとともに、到達するまでの長期的なサポートまで行わせて頂きます。
無料相談も受け付けておりますので、ご用命の際は
お気軽にお問い合わせフォームよりご連絡頂ければと思います。
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